WindowsでVirtualBox
仮想環境とは
ホストOS上にゲストOSを動かすことができます。 例えばWindows上にCentOSの開発環境を作るといった感じです
仮想環境の代表例
仮想環境の代表的なものにVMやVirtualBox、Dockerがあります。 VMは商用、VirtualBoxはOSSでスナップショットが取れるという特徴があるようです。 Dockerは最近でてきたものですがWindowsにはHyper-vがないと使えないようです。 ここではVirtualBoxを使ってWindows上でLinux環境を作ってみたいと思います。
Vagrantについて
仮想環境とは別にVagrantというのがありますが、これはVirtualBoxのフロントエンドみたいなものって感じですかね 例えばVirtualBoxだけだとISOを落としてとかネットワーク設定とかしないとダメですが、Vagrantはそういうのをコマンド一発でやってくれます。 ここにあるboxファイルを実行するだけで環境をセットアップできますがセキュリティの心配があるのでここでは使いません。 http://www.vagrantbox.es/
インストール
ここからVirtualBoxのインストーラーをダウンロードしてWindowsにインストールします https://www.virtualbox.org/
CentOSイメージ
CentOSのISOイメージをダウンロードしておきます https://www.centos.org/
仮想環境を起動
VirtualBoxマネージャーから新規作成をクリック
名前に「centos」って入れたところタイプとバージョンに適切なものを選んでくれました
あとは適当に進み、インスタンスを作成します。
インスタンス起動時に先ほどダウンロードしたISOイメージを指定します
ネットワーク設定
構成
ネットワークは少し時間がかかりました。 なのでここでいったんやりたいことを整理します。
ここまでで出来ているのは1,2です。 仮想環境をこのような形にすれば1,2,3が実現します。 アダプターの構成は最終的にこうなります。
GUI
3を対応するためにVirtualBoxのGUI上から新しいアダプター(ホストオンリーアダプター)を追加しましょう eth0はすでにGUI上では出来ています。
CentOS
次に仮想環境側の設定をしましょう
- eth0
DEVICE=eth0 TYPE=Ethernet ONBOOT=yes BOOTPROTO=dhcp HWADDR=<macaddress> GATEWAY="192.168.56.1"
- eth1
DEVICE=eth1 TYPE=Ethernet ONBOOT=yes BOOTPROTO=static HWADDR=<macaddress> NETWORK="192.168.56.0" NETMASK="255.255.255.0" IPADDR="192.168.56.2"
ホストオンリーアダプターのIPアドレスは以下の方法で確認できます。 ファイル→環境設定→ネットワーク→ホストオンリーネットワーク→アイテムをダブルクリック ここでは192.168.56.1でした。 これはGatewayに設定し、IPアドレスは192.168.56.2で設定します。
設定を反映し再起動します
$ ifup eth0 $ ifup eth1 $ shutdown -r now
sshでつなげてみましょう
$ ssh -A 192.168.56.2
参考
仮想環境VirtualBoxでのネットワークの設定 : アシアルブログ 密かなITエンジニアの備忘録:VirtualBoxのCentOS6.5にSSH接続できるようにする Virtualbox上のUbuntuにSSHで接続するための設定手順 | youria blog Vagrantって流行ってるらしいけど何が便利なの? | Developers.IO 11.1 ネットワーク・インタフェースについて 【Windows7(64bit)】VirtualBox+VagrantでCentOSの仮想環境構築 - Qiita VirtualBoxでNAT + Host-Only Network環境を構築する - Qiita Vagrant + VirtualBoxでWindows上に開発環境をサクッと構築する - Qiita CentOS6/CentOS7にPHP5.6/PHP7をyumでインストール - Qiita